2014年11月11日火曜日

久々の更新 学校、英語、ボスキャリ

久しぶりの更新

自分がNYに来てから約3ヶ月弱が経過した。色々な事でいっぱいいっぱいだったのもあって、全くこのブログを更新していなかったので、項目ごとに振り返ってみようと思う。

学校生活について
Manhattan Collegeでの生活も約3ヶ月が経ち、慣れてきた。慶應の三田キャンパスよりも小さい学校だが、建物も奇麗で愛校心のようなものも出てきた。学校でやっている授業の内容は正直言って物足りないものが多い。先生の言ってる事が早すぎてほぼ何も分からないという状態だが、ある程度勉強をすればテストでは良い点をとれてしまう。決して自分の頭が良いと言いたい訳ではなく、内容が簡単なのである。最初の学期で基本の科目をとっているという事もあるので、次の学期の授業に期待している。次の学期からは基本の5科目以外にもう一科目プラスして6科目履修するつもりだ。ひぃひぃと悲鳴を上げている自分も想像できるが、なんとかなるだろう。
友達については思った事がある。自分は今、深い人間関係を築くのが凄く苦手かもしれない。こっちで沢山友達が出来たが、気の置ける仲と言えるような友達はルームメイトのクリスとフランス人のピエールくらいである。この2人には困った時に助けてもらったりして本当に感謝している。自分なりの分析だが、今の友達を今までの慶應人生の中で出来た友達と比べてしまっている気がする。言語が違う、まだあって数ヶ月という状態にも関わらず比べてしまっている。これ以上深い関係の友達を作る事を半ばリタイアしているかのような感覚である。

英語について
この3ヶ月間で一番悩んだのはやはり英語だった。ほぼ英語を集中的に勉強した事がない状態で飛び込んだ留学生活だったが、やはり考えが甘かった。本当に周りの言っている事が全く分からない。会話に入っていけない。バカにされても、バカにされている事にすら気付かない。こんな状態がずっと続いた。正直今でもそんなに大きくこの状況が変わったとは思わない。実は今自分はバスの中で記事を書いている。ボストンキャリアフォーラムから帰るバスの中だ。(ボストンキャリアフォーラムについては後述する)ボストンキャリアフォーラムには多くの日本人留学生がいた。その中で全く英語が出来ない子から、ペラペラの子まで、様々なレベルの英語を耳にした。自分は英語で悩んでいる時にいつも、いつになったら完璧に英語が出来るようになるんだと考えていた。なぜかどこか英語が出来る人と出来ない人の間に太い境界線を作っていた。ボストンに来て様々な英語のレベルを聞き、実際に英語面接を行った時にそんな境界線なんてないんだと気付いた。英語面接で自分は、自分の持てる表現をフル活用して相手に考えを伝えた。それで相手は理解してくれた。自分と同じくらいの英語レベルの人も自信を持ってしゃべっている。自分は英語が少しは出来ているんだ、段々と上達しているんだと思った。上手くまとめられないが、つまりは英語は出来る人、出来ない人で分かれていない。英語を少しでも学んだ事があればそれは英語が出来る、その中で様々な段階がある事に気付いた。これは自分の中では大きな発見だった。どこかでなにかがきっかけで自然にとれると思っていた太い境界線の存在が一瞬でなくなったのだ。後は自信をつけて鍛錬をどれだけ積むか、これが自分の英語上達の道だと確信した。本当にまとまりのない文章になったが、思ったままを書いたらこうなってしまった。

ボストンキャリアフォーラムについて
先程も述べたが、あのボストンキャリアフォーラムに参加をしてきた。無事インターンも獲得する事が出来て、ものすごく有意義な旅となった。昨年まではまさか自分が参加するとは思っていなかったが、現実となった。この部分が凄く重要で、おそらく自分はボスキャリにいくキャラじゃなかった。しかし今実際にボスキャリに足を運び、結果を出す事も出来た。留学の目的でもあった、自分の新しい可能性を開くという部分が少しは形になってきたかなと思った。今自分がやっている事が正解か不正解かは全く分からないが、今までと異なる自分の可能性を見いだす事は非常にワクワクして面白い。留学して良かったなとつくづく思う。実際のボスキャリそのものについては、やっと終わったという感じである。ボスキャリの準備を割と早めから始めた自分は、頭の片隅に常にボスキャリの存在があった。本番に近づくにつれてボスキャリの影が脳ミソの中で大きくなっていって、終盤には完全に支配されていた。他の事が手に付かなくなるのだ。ボスキャリの準備を理由に遊びの予定を入れなかったり、毎日そわそわしたりしていた。ちょうど経営学の授業で習った典型的な人間の行動パターンに当てはまって、自分ってやっぱりカリスマ的な人間ではないんだなーと感じた。話を戻すと、ボスキャリの準備は大変だった。日本で部活をやりながら就職活動をしていたときの同期の事を何回も思い出した。日本の就活は多分これの何倍も過酷で、なおかつそれと平行して人生で一番大切な部活の存在があった。それを両立させて華々しい結果を出した同期達を改めて尊敬した。自分は部活がなかった分、今回はボスキャリに時間を注ぐ事が出来た。コンサルを受けると決めてしまった手前、ケース面接、フェルミ推定等、自分とは縁がないと思っていたものを経験した。これも凄く良い経験になった。自分が今まで部活で考えていた事が実際にどういう理論で成り立っていたのかなどが少し具体性を帯びてきた。他にも面接にむけて自分の事を徹底的に文章にするのも凄く楽しかった。自己分析というやつだ。結果的には冬と夏のインターンをもらう事が出来、内容としては120%満足のいくものとなった。結果がどうであれ良い経験になると望んだボスキャリだったが、結果としても経験としても非常に有意義なものとなった。

現在NYに帰るバスの中だが、帰ったら明日までのエッセイが待っていると思うと憂鬱だ。若干燃え尽き症候群的な感じがして恐怖感を感じている。一ヶ月後にはファイナルが始まる。せっかく前期で稼いだ点を無駄にしないように、頑張ろうと思う。