2016年6月22日水曜日

社会人としての心持

5月末にManhattan Collegeを卒業して日本に本帰国をした。6月1日からの入社を控えていた私は、入社までの一週間を友人と会ったり、入社の準備をしたりしながら過ごした。
 入社して、6月入社の同期にたまたまある先輩がいるというサプライズが起きた。研修中、11人の中途の方の中に紛れていた自分は右も左もわからなかったが、その先輩の助けもあってなんとか研修を乗り切ることが出来た。その先輩にはたったの2,3週間の間にたくさんのことを教えてもらった。ざっくりといえば社会人としての心持を持て、ということだ。平日の昼間から毎日飲んだくれる生活をアメリカでしていた自分は、一週間という短い間では学生気分が抜け切れていなかった。
 その後初めてのケースにアサインされて張り切っていた自分だが、配属されたケースが落ち着いていたのもあり、実際にはあまりやることがなかった。コンサルは毎日徹夜するほど忙しい、という一般的な考えを持っていた自分にとっては拍子抜けだった(忙しい自分みたいのに少し憧れていたのかもしれない)。4月入社の同機に調子を聞かれて、あんまりやることないんだよねーと言っていた自分に対して、その先輩から一通のラインがきた。暇とかあまり大きな声で言わないのと。単純な注意だが、その一言でそもそも自分がまだ浮かれ気分であるということに気がついた。理由は色々とあるが、基本的にこの会社にいる優秀な人達の中で生き残ろうとしている人の発言ではなかった。最強のオーラをまとえ、そう言われた。新卒である自分を判断する要素なんて、第一印象が基本になるに違いない。単純だがとても大切なことに気づかされた。
 そんな日々が1週間ほど続いて、やっとたくさんのタスクを振られることになった。やっと来た、という感じでなるべく早くタスクを終わらせようと必死に働いた。段々と疲れがたまってくるのと共に、自分の提出物の中のミスを指摘される回数が増えていった。なんなら一つも指摘されずに通ったものはなかった気がする。同じチームの先輩が自分にタスクをわざわざ振って、その見直しまでしてくれていた。その先輩に帰り際に、上司は早くてミスが多い人材より、遅くて正確な人材を信頼する、その人物がどこまでできるかを明確に知れるから、といわれた。これも単純なことだが、自分に最も足りていない部分だった。

 まだ入社して3週間。細かいことだが、沢山重要なことに気づかされた。これから辛いかもしれないが、この会社に入社したことは間違っていなかったと思う。

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