2014年8月10日日曜日

就職活動〜留学決定


自分は今年の秋学期からNY州のBronxにあるManhattan Collegeという、いわゆるリベラルアーツカレッジの小さな学校のBusiness Management MajorにUndergraduateとして編入する。
まずはつい一年半前まで就活をしていた自分がなぜこのような選択をしたのかを振り返ってみようと思う。
小学校から慶應、スポーツ三昧、体育会の自分は当然のごとく3年冬から就職活動を始めた。まずは大手商社、広告や金融に焦点を絞り説明会やOB訪問を行った。色々な話を聞く中で自分は、「ヘーこんな感じなんだ」とか「ここならありかなー、ここはないなー」のような曖昧な感情で自分の進むべき進路を考えていた。本来だったらその様な直感を大切にしてまずは行動し自分に合っている職を見つけるべきなのかもしれない。しかし、この時自分はどうしてもこのまま就職活動を続けて職に就く事に納得する事が出来なかった。その理由は当時の自分に何かを判断するうえでの十分な知識経験が全くもって無かったからである。大学時代はスポーツしかしていなかったし、受験も今まで一度も経験してない、授業をまともに受けたこともないし、本をしっかり読み始めたのも一年前くらいから。自分を振り返ってみたらスポーツ以外で何一つ就職先を判断するのに必要な知識経験を積んでいないことに気づいた。
これと平行して自分の「キャラ」、つまり自分自身についても考える事が多くなった。就活を始めた当初、自分は商社に行きたいと思っていた(実際には商社が自分には合っていると思っていた。)。なぜなら体育会で体力もあるしそれなりにコミュニケーションも出来るし、先輩との付き合い方もそこそこ理解している。また体育会生は商社が合っている。このような安易な判断基準で、あたかも自分が行きたいかのように錯覚していた。実際には自分の判断ではなく、慶應という狭いコミュニティのなかで作られた自分に従っているだけだと言う事に気付いた。上手く文章にする事が出来ないが、つまりは今まで自分が思っていた自分は周りによって作られているだけなのではないかと思った。特に自分は与えられた環境に適応してそれなりにやる、という事が多かった。人より何かを自分で判断し選択するということを圧倒的に避けていた。現に死ぬほど優柔不断である。そのため自分は知識経験を自分で活用する機会が無く、それらの蓄積も怠っていた。このような考えで就活中に自分の判断に自信を持つ事が出来なかったのだ。

そのため自ら何かを判断する事が出来るように、その材料となる「学ぶ」という事を集中して行いたいと考えた。それに加えて自分の事を誰も知らない環境に行く事が、既存の先入観を排除し、自分自身を見つめ直すのに一番であると考えた。
この二つが自分が留学をすることに決めた大きな要因である。

新しい環境で自ら選択しチャレンジしていく事でなにかしら得るものがあると思った。少なくとも今の環境よりは。

今度はなぜこの学校に編入する事にしたかを振り返ってみる。



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